混ぜるな商店

読香文庫とは、嗅覚を頼りに本を選ぶ実験的選書体験。

普段本を選ぶ時に参考にするのは、作者や帯、あらすじといった視覚情報もしくは文字情報がほとんどです。
しかしこの読香文庫は香りだけで本を選ぶというもの。

香りがつけられた真っ白な5冊の本。そしてシルエットだけの香水。
皆さんは、本を購入して初めてタイトルを知ることができます。


【 実際の流れはこちら 】

1.香りがつけられた白紙の本を嗅ぐ。

2.嗅覚だけを頼りに本を選ぶ

3.購入してはじめて何のタイトルか明かされる。

4.本とその作品を、香りとともに楽しむ。

第一回は京都の老舗書店「恵文社一乗寺店」にて開催。多くの方に楽しんで頂きました。

しかし現状の社会状況を鑑みて第二回の店頭販売を延期することになりました。
そこで、私たちに何ができるかを考えた結果、どなたでも楽しんでいただけるよう、
「混ぜるな危険」のウェブサイトとオンラインショップをオープンすることにしました。

アナログを前提とした「読香文庫」をオンラインで実施するという新しい試みです。
「香り」をどのようにオンラインで表現するのか、そのプロセスにもこだわりました。

読香文庫オンラインでの楽しみかた

1.ムエットの活用

香水を試すときに吹きかける紙をムエット(mouillette)と呼びます。日本では「試香紙」といいます。
「混ぜるな商店」では読香文庫につけられた香り5種類をムエットとして販売します。
店頭で体験するようなリアルな体験としてお楽しみ頂きたい方におすすめの方法です。
ムエットご購入の方には、読香文庫のご購入時にお使い頂ける割引クーポンを発行します。

2.香りにまつわるクエスチョンに答える

「混ぜるな危険」のウェブサイトでは、今回の読香文庫につけられた香りに関する3つのQuestionをご用意しました。
回答していただくと、いずれかの読香文庫へと辿り着きます。
注目して頂きたいのは、「本」ではなく「香り」についての質問であるということ。
「香り」を媒体に、潜在的な欲望に忠実に「本」との出会いをお楽しみ下さい。


混ぜるな危険

そこに「香り」があるだけで、目に見えない色をつけるように、真っ新な白紙にも意味が生まれます。
「混ぜるな危険」は「香り」と接続してこなかった「何か」を繋げていくプロジェクトチームです。
「香り」を媒体にして、これまで見えなかった価値や世界を提案していきます。

協力
LE SILLAGE
〒605-0034 京都市東山区中之町205-2 WILLPARK神宮 1F

共犯者

  • 鎌田 裕樹 / ブックディレクター
  • 中村 卓  / 建築家 博士
  • 土居 瑞季 / 企業人 GHOST
  • 米倉 新平 / 伝香師 LE SILLAGE
  • 稲垣 佳乃子 / 編集者 さりげなく
  • 鈴木 勇司 / 大工職人 鈴康工務店
  • 丹羽野 直樹 / 表方 But not for me
  • 上村 昂平 / デザイナー 主犯